柔道整復師、林です。
前回の続きで【頭部】をぶつけてしまった場合に確認してほしいことです。
まず、最初に確認してほしいこととして
①意識があるかどうか?
*確認するときは必ず寝かせた状態で行ってください!!
頭を打っている場合、ゆすったり、すぐに起こしたりしたりするのはNGです。
意識がなければすぐに病院へ連れて行ってください!!
そしてここから重要なことですが、
【意識がある場合】に確認してほしいことがあります。
頭を打った本人に【聞いてほしい】ことが
①頭痛がするか?
②めまい、ふらつきがあるか?
③吐き気、嘔吐があるか?
④どこか麻痺(しびれ)があるか?
頭打った人を【観察】して
①呼吸が乱れているか?
②どこかにけいれんがあるか?
③瞳孔(瞳の大きさ)が左右で同じか?
④言葉が流暢にしゃべれているか?
⑤出血をしているか?
上記の症状があれば、迷わずに病院へ行きましょう!!
そしてもう一つ重要なことですが、頭を打った初期に症状が出なくても
遅れて出てくることがあります。
様子を見てる段階で出てきたらすぐに病院へ行きましょう!!
僕の先輩も交通事故を起こし、病院へ行って問題なしと診断され、帰ろうとした時に
頭痛がしたためそのまま病院へUターンし、再度検査を行ったところ
脳の出血がわかりすぐ手術をすることになりました。
幸い、命に別状はなく後遺症も残りませんでした。
もし少しでも遅れたり、そのまま家に帰っていたら・・・
頭の打撲は対応を間違えたり、遅くなると命に関わることがとても多いです。
頭をぶつけないのは理想ですが、もしぶつけてしまったり、ぶつけるのを目撃した時に
今日書いた内容を少しでも思い出して行動していただけると幸いです。
次回は打撲の総まとめをしようと思います。
お楽しみに!!